写メ日記

オムライスを見るたびに思い出すこと。

2024/11/07 18:02:34|コメント:0件

わたしのお父さんは、仕事柄ほとんど家にいなかったなぁ.......。
夫婦仲は冷めきっていたって感じで。

離婚から数年後、お母さんにお父さん以外の男の人が出来たの。
たまに来るその人は、料理上手で優しかった。
得意料理は「オムライス」

お母さんが仕事で遅くなる時は、その人が夕食を作りに来てくれて。

『今日は大好物のオムライスだよ』

合図だ。
その人とわたしの秘密の時間が始まる。
オムライスを食べ終え、後片付けが済むとその人はわたしの部屋をノックする。

わたしは好き放題、舐め回されて、でもどんなことがあっても声は押し殺さないといけない。幼い弟に聞かれちゃうから。

お母さんにもこんなことしてるのかな?
ふと考えるけど、あまりの気持ちよさにそんなこと吹っ飛んじゃう。

『また、オムライスだったの?』なんて言いながら、仕事を終えたお母さんと何事もなかったように話してるその人。

わたしだけ?
同じ女として、嫉妬心でいっぱいになった。

今でも、オムライスを見るたびに思い出す。
あの時のこと。その人のこと。

わたしの初めてはその人だから。
隠して通し続けてるわたしのヒミツです。
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